運転したい中国人観光客向けに「不正」請け負うグループ存在か…台湾の偽造免許証悪用し申請容疑で逮捕

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 偽造した台湾の運転免許証を使い、日本での運転に必要な免許証の翻訳文の発行を不正に申請したとして、警視庁は26日、中国籍の男女2人を私電磁的記録不正作出・同供用容疑で逮捕したと発表した。台湾の偽造免許を悪用した申請は少なくとも8件確認され、同庁は、日本を訪れる中国人観光客向けに虚偽申請を請け負うグループがいるとみて実態解明を進める。

外国人が日本で運転する方法
外国人が日本で運転する方法

 日本と同水準の免許制度を有する台湾やドイツなど6か国・地域の免許を持つ人は、国の指定機関などが発行する免許の翻訳文を携帯すれば、日本で運転できる。翻訳文の発行はオンラインで申請でき、チェック機能の不備を突かれた形だ。

 発表によると、逮捕されたのは、いずれも住所・職業不詳の男(38)、女(47)両容疑者。2人は、埼玉県川口市の中国籍の男性(29)(同容疑で逮捕後、釈放)と共謀して昨年11月、指定機関の日本自動車連盟(JAF)の専用サイトに台湾の偽造免許証の画像を送信し、翻訳文の発行を申請した疑い。来日し、10~11日に逮捕された。

 2人は中国の通販サイトを通じ、台湾の偽造免許証と日本語翻訳文の発行をそれぞれ約17万円で業者に依頼していたという。いずれも容疑を否認し、調べに「偽造免許とは知らなかった」と供述している。同庁は業者の中国籍の男(37)についても、同容疑で逮捕状を取った。

事件の構図
事件の構図

 JAFは昨年11月、同じ人物名義で複数回の申請があったことを受け、調査を開始。警察庁が台湾当局に照会したところ、少なくとも8件の申請に台湾の偽造免許が使われ、うち6件で翻訳文が発行されていた。

 JAFの専用サイトは国外から接続できないため、警視庁は、中国にいる業者の男が希望者から翻訳文の虚偽申請を請け負い、日本在住の中国人らに1件数千円の報酬を出して申請を代行させたとみている。

 中国の運転免許を持つ場合、日本で運転するには日本の免許への切り替え「外国免許切替(外免切替)」が必要になる。近年は訪日外国人の増加に伴い、外免切替の予約に数か月を要するケースもあった。

警視庁
警視庁

 外免切替を巡っては、ホテルを住所地として申請できたことや、交通規範を問う○×形式の10問の試験が「簡単過ぎる」と指摘された。警察庁は、申請時に住民票の写しの提出を原則とし、審査を厳格化する新制度を10月1日から開始する。

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