ホテル宿泊費など100回虚偽申請か、兵庫県議が辞職願提出…8月には「斎藤元彦知事は心神喪失」と発言

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 兵庫県議会の自民党会派に所属する松井重樹県議(71)(たつの市・揖保郡選挙区)は23日、政務活動費を不適切に使用したとして、22日付で議員辞職願を議長に提出したことを明らかにした。県職員と面会したと虚偽の申請をしてホテルの宿泊費などに政活費を充てており、約180万円を返還するという。

記者団の取材に応じる松井重樹県議(23日、神戸市中央区で)
記者団の取材に応じる松井重樹県議(23日、神戸市中央区で)

 松井氏は2020~24年度に約100回、県職員との面会があるとして、前泊のためのホテル代や交通費に政活費を使用。会派への申請には職員名を記載した記録も添付していたが、実際には面会していないことがあった。松井氏によると、外部から問題視するメールが届いた。虚偽申請の回数はわからないとしているが、約100回分の全額を返還する。

 松井氏は取材に対し「説明がつかないという感覚に陥った。申請すべきものではなかった」と話した。

 松井氏は8月の県議会で、斎藤元彦知事が内部告発問題について「 真摯しんし に受け止める」と繰り返したことについて、「これを心神喪失と言うんだなあと周囲で笑い飛ばしている」と発言。その後、撤回して謝罪していた。

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