自民党総裁選の仕組み、国会議員票・党員票での争い…告示9月22日・投票10月4日
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石破首相の辞任に伴う自民党総裁選が「9月22日告示、10月4日投開票」の日程で実施されます。全国の党員・党友投票を伴う「フルスペック」方式で行う今回の総裁選。仕組みについて説明します。(デジタル編集部)
総裁選の選挙期間「12日間」
9月22日(火) 告示
候補者所見発表演説会
23日(水) 候補者共同記者会見
党青年局・女性局主催の公開討論会
24日(木) 日本記者クラブ主催の討論会
東京都内で地方演説会
26日(金) 名古屋市で地方演説会
30日(土) インターネット配信による政策討論会
10月2日(木) 大阪市で地方演説会
3日(金) 党員投票締め切り
4日(土) 党員・党友票の開票
国会議員票の投開票
今回の選挙は、党の総裁公選規程が定める最短期間の「12日間」で戦います。
22日の告示後、午後には候補者が考えを表明する演説会が行われます。9人が立候補した昨年の総裁選では、地方での演説会などを全国8か所で実施しましたが、今回は東京、名古屋、大阪の3か所に絞り込みました。
総裁選選挙管理委員会は、書籍・色紙など物品の配布や文書類の郵送などでの送付、自動音声電話での支持呼びかけなど、8項目の禁止事項を決め、党所属の国会議員に通知しています。新総裁選出後、国会で行われる首相首班指名で新しい首相が決まります。
投票の仕組み「フルスペック」とは?
自民党の決まりでは、今回のように「総裁が任期途中に欠けた場合」の総裁選は、全国一斉の党員投票を伴う「フルスペック」方式か、国会議員各1票と都道府県連各3票による「簡易」方式のどちらかで行います。
今回は「フルスペック」方式で行うので、候補者は、国会議員1人1票の「国会議員票」(295票)と、全国の党員・党友票をドント方式で配分する「党員票」(295票)の計590票を争います。
総裁選管は、今回の選挙で投票権を持つ対象者について、去年までの2年間、党費などを納めた党員・党友とすることを決めました。
この1回目の投票で、過半数を得た候補者が新総裁に選出されますが、過半数を得る候補がいない場合、上位2人の決選投票となります。
決選投票では、国会議員投票(295票)に加え、都道府県ごとに1票ある党員・党友票(47票)の計342票を争い、得票数が多かった候補が新総裁となる仕組みです。各都道府県の1票は、決選投票の2人のうち、都道府県ごとの党員投票で得票が多かった候補者が獲得します。
昨年の総裁選では、石破首相と高市早苗氏が決選投票に進み、1回目の投票で2位だった石破首相が逆転勝利する結果となりました。
立候補には推薦人20人が必要
自民党総裁選に立候補できるのは党所属の国会議員で、推薦人として国会議員20人を党内で確保しなければなりません。推薦人は1955年の結党時には不要でしたが、候補が乱立する総裁選が相次ぎ、1971年に推薦人10人という要件が設けられました。
推薦人の要件は一時引き上げられたものの、派閥横断的なグループなどからも出馬しやすくするため、徐々に要件が緩められていき、2002年に現在の20人となりました。それでも、推薦人が集まらず出馬を断念するケースは少なくありません。
新総裁の任期は27年9月末まで
自民党の代表である総裁の任期は3年です。今回は臨時に行われるため、新総裁の任期は現総裁の残りの任期となります。石破首相は昨年9月に総裁に就任したため、新総裁の任期は2027年9月末までとなります。