日本車への関税は15%に引き下げ、トランプ政権…徴収しすぎた関税は払い戻しへ
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【ワシントン=田中宏幸】米国のトランプ政権は16日午前0時1分(日本時間午後1時1分)、日本から輸入する乗用車の関税率を従来の27・5%から15%に引き下げた。「相互関税」の負担を軽減する特例措置も同日から適用する。
米商務省が15日、連邦官報に16日掲載する文書を公表した。トランプ米大統領は4日、日米合意に基づく関税措置に関する大統領令に署名していたが、正式な実施日はこれまで明らかになっていなかった。
日本からの輸入自動車に対する25%の追加関税を12・5%に半減させ、従来の2・5%と合わせて計15%とする。相互関税については、従来15%未満だった品目には一律15%を課し、既に15%以上の品目には関税を上乗せしない。
米国が新たな関税率を発動した8月7日に遡って適用し、徴収しすぎた分は払い戻す。民間航空機などを相互関税や追加関税の対象外とすることも盛り込んだ。