「信頼できない」と言われた副士長、後輩の首つかみ壁に押し付け…謝罪するはずが「山に埋めてやる」
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島根県の益田広域消防本部は4日、後輩の20歳代男性を暴行してけがをさせたなどとして、益田広域消防署の男性副士長(29)を停職4か月の懲戒処分とし、消防士に降格したと発表した。いずれも4日付。
発表によると、副士長は7月26日午前、本部2階の会議室で、23日に開かれた消防救助技術指導会のミーティングをチームの5人でしていた際、被害男性から「リーダーとして信頼できなくなった」などと言われたことに腹を立て、首をつかんで壁に押しつけるなどした。さらに、謝罪のため男性宅に行った際にも「山に埋めてやる」と暴言を吐いて暴力を振るい、腰椎捻挫や脚の打撲で1週間のけがを負わせるなどしたとしている。
益田署は3日、傷害容疑で区検に書類送検。消防本部の聴取に副士長は「怒りにまかせて暴力を振るってしまった」などと認め、反省しているという。
記者会見した大賀哲也消防長は「暴力や暴言はあってはならないことで、市民に大変申し訳ない。改めて職員へのハラスメント研修を実施し、再発防止に努めたい」と陳謝した。