卓越大審査の有識者会議の視察、応募2大学が漏れる…文科省「6大学に絞り込んだわけではない」
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文部科学省は5日、世界トップレベルの研究力を目指す「国際卓越研究大」の2回目の公募で、申請した8大学のうち東京、東京科学、早稲田、名古屋、京都、大阪の6大学について、審査を担う有識者会議が10月に現地視察を行うと発表した。筑波、九州の2大学は視察対象から漏れたが、文科省は「まだ審査の途上で、候補を6大学に絞り込んだわけではない」としている。
昨年、東北大が卓越大の第1号に認定された。2回目の公募審査は今年6月に始まり、7~8月に8大学との面接審査を終えた。有識者から要望があった大学について、研究現場の状況を把握するため現地視察を実施し、大学関係者との意見交換なども行う。
今冬までに最大数校を認定候補として選び、今年度内に正式に認定する予定だ。卓越大に認定されると、政府が設置した10兆円規模の「大学ファンド」の運用益から、1大学当たり年数百億円の助成を最長25年受けられる。