中田英寿さん「いい状態に整えば出ようと思う」…ロナウジーニョ氏ら出場した広島でのチャリティーマッチに監督として参加「日本でもっと機会増えれば」
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サッカー元日本代表の中田英寿さん(48)が今夏、戦後80年の節目に広島市で開かれたチャリティーマッチに監督として参加した。試合は元ブラジル代表で、日本代表監督を務めたジーコ氏が企画。海外では、レジェンドたちの知名度を生かした慈善イベントが盛んで、中田さんは「日本でも頻繁に行われてほしい」と呼びかけている。
試合には名門バルセロナ(スペイン)などで活躍した元ブラジル代表のロナウジーニョ氏、元オランダ代表のセードルフ氏ら往年の名選手が出場。ジーコ氏は2004年から毎年ブラジルで慈善試合を実施しており、今年は平和の大切さを発信しようと、初めて被爆地・広島で開催した。
中田さんは06年に現役引退後、世界各地を見聞した。「世界では紛争や戦争など様々な問題がある。日々何を考え、どう生きていくべきか。節目節目に思い出し、考えるきっかけにしてほしい」と、影響力のある人物がチャリティー活動に取り組む意義や、スポーツが持つ力を強調する。
日本でも近年、JクラブのOBらによる慈善試合が増えている。今月2日にはJ1神戸が開催。約1万8000人が集まり、神戸の三木谷浩史会長は「お客さんが集まるかと(不安に)思ったけれど、よかった」と笑顔を見せた。
Jリーグ創設から30年を超え、クラブやスポーツは文化として地域に根づきつつある。中田さんは今回ピッチには立たず、「(今は)トレーニング中で、いい状態に整えば出ようと思う。日本でもっと(慈善試合の)機会が増えれば、体調も上がるかな」とおどけながら、「その未来を夢見ながら、仲間にも声をかけていきたい」と、さらなる普及に期待を込めた。(岡田浩幸)