B型肝炎ウイルス感染を失念、投薬を誤って中止し患者死亡…西神戸医療センターが遺族に謝罪
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神戸市立西神戸医療センターは21日、B型肝炎ウイルスに感染していた70歳代男性患者への抗ウイルス剤の投薬を誤って中止し、男性が4か月後に劇症肝炎で死亡する医療事故があったと発表した。同センターは投薬の中止と死亡との因果関係を認め、遺族に謝罪した。
発表によると、男性は2023年10月、悪性リンパ腫の診断を受け、翌11月から化学療法を開始。処方する薬剤の一つにB型肝炎ウイルスを増殖させる作用が含まれていたため、抗ウイルス剤も投薬することになった。
悪性リンパ腫の治療は24年9月に終了。男性はもともとウイルスを保有していたため、抗ウイルス剤の投薬は続ける必要があったが、担当医はウイルスの保有を失念し、投薬を中止。その後の検査でウイルス量が増えていたことにも気づかず、男性は25年1月に死亡した。
同センターの北垣一院長は記者会見で、「重大な結果を招いたことは大変残念で、深く反省している」と語った。