甲子園辞退の広陵、部員間の暴力行為について再調査する方針…「調査が不十分だった可能性はある」
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野球部内で起きた暴力行為を巡り、開催中の全国高校野球選手権大会で出場を辞退した広陵高(広島市)は16日、部員間の暴力を伴う不適切な行為について再調査する方針を公表した。今後、第三者委員会の設置も含め、調査の体制を決めるという。
対象は、1月に寮で禁止されている即席麺を食べた当時の1年生が複数の2年生に殴られるなどした事案。同高は部員らから聞き取り調査を行い、加害生徒4人を謹慎させるなどした。だが、7月下旬以降、被害生徒の保護者を名乗る人物がSNSで、ほかにも暴力行為に加わっていた部員がいるなどと訴えていた。
同高の弓場久司事務長は17日、取材に対し、「SNSの投稿から保護者が納得していない様子が見受けられ、調査が不十分だった可能性はある」と説明した。