イラン警察、「12日間戦争」中に2万1000人逮捕…モサドの協力者らを警戒
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【テヘラン=吉形祐司】イラン警察は12日、イスラエルから攻撃を受けた「12日間戦争」の期間中、スパイ行為やサイバー攻撃に関与した人を含め約2万1000人を逮捕したと発表した。イランは6月13日に攻撃が始まった直後から、イスラエルの対外情報機関モサドの要員や協力者の摘発を強化しており、警戒ぶりを示す数字となった。
発表によると、逮捕には殺人や窃盗などの一般犯罪も含まれ、2774人は不法滞在者。261人がスパイ容疑で、172人が重要施設などの無許可撮影で逮捕された。サイバー犯罪の摘発は暗号資産取引所への攻撃のほか、詐欺や賭博、違法な現金引き出しも含め5700件にのぼった。
治安当局はイスラエルによる攻撃期間中、4万人以上を動員し、1000か所に検問所を設けて警戒した。国民にも不審者の通報などの協力を求め、7850件の情報が寄せられた結果、犯罪の事前発覚は平時の85・9%増になったという。
イスラエルの攻撃で、受刑者ら79人が死亡した首都テヘランのエビン刑務所では、脱獄を試みた政治犯127人が逮捕された。このうち2人は消防士に