中国の幼稚園で鉛入りの食事、抜け毛や歯の変色など園児235人入院…国基準2000倍の鉛検出
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官製メディアは、「解毒薬は十分に行き届いている」などと地元当局が迅速な対応を行ったと強調しているが、保護者らの不信感は根強い。園児の血液検査を行った病院が検査結果を改ざんしていたことが発覚し、陝西省西安や上海など別の都市で子供に治療を受けさせた保護者もいる。
国連児童基金(ユニセフ)は事件を受け、「子どもの身体と脳に長期的な損傷を引き起こす可能性がある」との声明を発表し、懸念を表明した。ある保護者は「健康被害が一生続くかもしれない。何も信用できない」と憤った。
中国では今年5月にも、浙江省余姚市の学校の調理器具から大量の虫が確認されるなど、教育現場で食の安全に関する問題が繰り返されている。甘粛省での事件発覚後、国家市場監督管理総局は、幼稚園や小中学校で食事を提供する業者向けのガイドラインを策定した。調理過程をインターネット上で保護者らに公開するといったルールが盛り込まれており、12月から実施される予定だ。
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