公取委が「美里工業」の違反認定…金型を下請けに無償で保管させ、発注なく30年経過のものも
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自動車用ミラーの製造に必要な金型を下請け業者に無償で保管させたなどとして、公正取引委員会は29日、自動車部品製造会社「美里工業」(群馬)の下請法違反(利益提供要請の禁止など)を認定し、業者側への保管費用の支払いなどを求める勧告を行った。
発表によると、同社は遅くとも2023年9月以降、新たな発注の見通しがないにもかかわらず、販売する自動車用ミラーの製造に必要な自社所有の金型など計2029個を下請け業者14社に長期間無償で保管させていた。発注がないまま約30年保管していた金型もあったという。
また、同社は下請け業者10社が製造した部品を受け取る際、品質検査を行っていないのに、傷や水あかがあるなどとして約260万円分の製品を不当に返品していた。勧告では、同社に製品の受け取りや不当返品分の支払いも求めた。