関鯨丸 前半の漁終える 下関に帰港 ナガスなど冷凍肉陸揚げ

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 下関港(下関市)を母港とする共同船舶(東京)の捕鯨母船「 関鯨かんげい 丸」(9299トン)が今季に計画する航海の半分を終えて28日、同港に帰港し、北海道や東北沖などで捕獲した鯨の冷凍肉を陸揚げした。

トレーラーで運び出される冷凍鯨肉が詰められた専用コンテナ
トレーラーで運び出される冷凍鯨肉が詰められた専用コンテナ

 関鯨丸は4月21日、2季目の漁に向けて下関港を出港した。小型捕鯨船と船団を組み、同港と仙台港(宮城県)を拠点に計4回の航海を予定。ニタリクジラ113頭、大型のナガスクジラ60頭、イワシクジラ56頭の計229頭を捕り、昨季比で約3割増の2000トンの鯨肉を生産する計画だ。

 同社によると、1回目の操業(4月25日~5月28日)は北海道沖のオホーツク海で初めてナガス漁を行い、25頭を捕獲した。ただ、時期が早かったこともあってやせた個体も目立ち、生産量は目標の500トンに対して320トンにとどまった。最後に捕った4頭については りすぐりの部位の生肉を下関や福岡市、東京など全国各地の市場に上場した。

 今回陸揚げしたのは、北海道・東北沖などで実施した2回目の操業(6月8日~7月23日)で捕ったニタリ53頭、ナガス9頭、イワシクジラ3頭の冷凍肉約365トン。航海中はスクリューを回すモーターの一つが故障するなどのトラブルがあったほか、黒潮の変化で鯨のいる場所を把握するのに苦労するなどしたこともあり、目標の500トンにはとどかなかった。

 関鯨丸は午前8時45分頃、長州出島(人工島)の岸壁に接岸。専用コンテナに詰められた冷凍肉はトレーラーで市内の冷凍倉庫などに運び込まれた。今後は設備の修繕や調整などをし、8月15日に出港。残り2回の航海後、12月2日に再び下関港に帰港する予定だ。

 所英樹・共同船舶社長は「前半の漁を無事に終えられてほっとしている。万全の準備をして後半に向かいたい。今後の漁の成果にもよるが、最終的な生産量は約1600~1700トンくらいになるかもしれない」と話していた。

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