暴れる児童を羽交い締めした教諭の無罪判決が確定…広島地検支部「控訴審で覆すのは困難と判断」
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暴れる児童を押さえるために羽交い締めにしたとして暴行罪に問われ、広島地裁福山支部から無罪判決を受けた広島県福山市立小の男性教諭(37)について、広島地検福山支部は期限(25日)までに控訴せず、無罪が確定した。28日、地検への取材でわかった。地検福山支部は「控訴審で原判決を覆すことが困難と判断した」としている。
公判では、教諭が羽交い締めにした行為が、学校教育法で認められる懲戒権の範囲内かどうかが争われた。判決では教諭の行為を「体罰にあたる程度に達していない」と判断し、「暴行罪は成立しない」とした。
教諭の弁護人は無罪の確定を受け、取材に「妥当な判断と受け止めている」と述べた。