小金井タレント刺傷事件、被害女性と都・芸能事務所が和解…見舞金の支払いや遺憾表明などで
完了しました
東京都小金井市で2016年、タレント活動をしていた冨田真由さんがファンの男に刺された事件を巡り、警視庁が必要な警備を怠ったなどとして、冨田さんと母親が東京都や所属していた芸能事務所に損害賠償を求めた訴訟は28日、東京地裁で和解が成立した。冨田さん側が明らかにした。
事件では大学生だった冨田さんが16年5月、出演予定だったライブの会場付近で男に首や胸などを多数回刺され、重傷を負った。
冨田さん側の代理人弁護士によると、和解条項は都と芸能事務所が冨田さん側に見舞金を支払う内容。都側は「国家賠償法上の違法はない」とした上で、冨田さんに遺憾の意を表し、同種事件の再発防止のために対策を強化するとした。見舞金の金額は明らかになっていない。
冨田さん側は19年、都や芸能事務所などを相手取り、計約7600万円の損害賠償を求めて提訴。訴訟で冨田さん側は事件前に同庁武蔵野署を訪れ、男の名前を伝えた上で「殺されるかもしれない」などと相談したにもかかわらず、ライブ会場周辺などでの警備を怠ったと主張。芸能事務所についても、男のつきまとい行為に適切な対応を取らなかったと訴えていた。