福岡市立小学校のいじめ対応に不備、第三者委「長期化招く要因に」…担任が事情確認や校内で情報共有せず
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福岡市教育委員会は25日、市立小で2023年にいじめが原因で不登校になった男児について、学校の対応に不備があったと発表した。学校と市教委は同11月に、いじめ防止対策推進法に基づく「重大事態」に認定したが、学校は当初、いじめとして対応せず、市教委にも報告しなかった。第三者委員会は「いじめの長期化を招く要因となった」と指摘した。
第三者委の報告書によると、男児は23年4~10月、複数の同級生から「死ね」などの暴言や、蹴られたり、たたかれたりする暴行を繰り返し受けた。男児は5~6月頃、校舎から飛び降りようとしたこともあったが、担任は事情を確認せず、校内で情報共有もしなかった。
男児は不登校となり、一時登校を再開したが必要な支援は受けられず、無視されるなどして再び不登校となった。市教委は、保護者からの連絡で事態を把握したという。
第三者委は「(学校の対応で男児が)登校できない状況に至らしめた」と学校側の対応の遅れを批判。市教委は「内容を