歌舞伎町で売春客待ち女性75人逮捕、動機の4割「ホストクラブ」…外国人ら相手の4人も逮捕
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東京都新宿区歌舞伎町の区立大久保公園周辺で売春の客待ちをしたとして、警視庁は24日、今年1~6月に17~45歳の女性計75人を売春防止法違反容疑で逮捕したと発表した。前年同期(35人)の2倍超で、動機はホストクラブなどに使う「遊興費目的」が4割を占めた。
年齢別では、20歳代が約7割の51人を占め、30歳代が11人、10歳代が9人、40歳代が4人と続いた。
客待ちの動機は、ホストクラブやメンズコンセプトカフェなどに使う「遊興費目的」が31人と最多で、ブランド品の購入費などを稼ぐ「趣味等」が11人、「生活困窮」が3人だった。
これとは別に、警視庁は同日、新宿区西新宿、無職の女(20)ら20歳代の女4人を同法違反容疑で逮捕したと発表した。
発表によると、4人は5~6月、同区歌舞伎町の路上で、売春目的で客待ちをした疑い。いずれも容疑を認めている。逮捕は22日。
無職の女らは、客を装った私服警察官による摘発を逃れるため、外国人や高齢の男性を相手にしていたほか、警察官の顔写真やパトロールの状況などについて、客待ちをする他の女性らとSNSで共有していたという。
昨年10月以降、「ホテルで金を盗まれた」といった4人に関する110番が計49件確認されており、同庁が詳しく調べている。