米農務省、中国出身の研究者ら70人解雇…「農地保護」で中露・北朝鮮やイランへの警戒強める
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【ワシントン=中根圭一】ロイター通信は18日、米農務省が中国出身の研究者ら約70人を解雇したと、同省報道官などの話として報じた。食料安全保障のリスクを低減させることが目的とみられる。
解雇されたのは、主に中国籍で、博士号取得後に同省の研究機関に勤務していた任期付きの研究員ら。同省が安全保障上の「懸念国」出身の研究員の身元について調査していたという。
トランプ政権は米国内の農地を保護するためとして、中国やロシア、北朝鮮、イランへの警戒を強めている。米連邦検察は6月、農作物に被害をもたらす恐れのある病原菌を米国に持ち込んだとして、中国籍の2人を密輸などの罪で起訴している。
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