278人が犠牲の熊本地震、東京書籍の教科書は50人のみ…災害関連死含めず
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教科書会社最大手の「東京書籍」(東京)が今年発行した中学校の歴史の教科書で、2016年4月の熊本地震について、倒壊した建物の下敷きになるなどして亡くなった「直接死」の50人のみを死者数としていたことがわかった。避難中の体調悪化などで亡くなる「災害関連死」を含めておらず、同社は「誤解のない表現になるよう訂正を含めて検討する」としている。
熊本地震では、熊本、大分両県で223人が関連死に認定された。16年6月の豪雨による二次災害で亡くなった5人を合わせ、地震の犠牲者は計278人に上る。同社は「調査と確認ができておらず、反省している」としている。この教科書は今年度用として、全国で約54万冊発行された。