横行結腸がん手術ミスで「人工肛門付ける生活で就労困難に」…日本赤十字社に3億950万円賠償求め提訴
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山口赤十字病院(山口市)で横行結腸がんの手術を受けた際、医療ミスで後遺症が残って就労が困難になったとして、山口市の男性(52)と家族が、病院を運営する日本赤十字社(東京)を相手取って約3億950万円の損害賠償を求める訴訟を山口地裁に起こした。23日に行われた第1回口頭弁論で、被告側は請求棄却を求め、争う構えを見せた。
訴状などによると、男性は2023年5月、担当の医師から横行結腸がんの手術を受けた際、誤った部分の動脈を切除されるなどしたため、消化機能が低下して十分な栄養が摂取できなくなった。その後、病院側が手術の様子を撮影したビデオの映像を確認し、医療ミスが発覚。病院側はミスを認め、24年3月に一時金として男性に2000万円を支払った。
原告側は、医療ミスが原因で人工肛門を付けての生活となり、介護が必要な状態を余儀なくされて就労できなくなったと主張。被告側は手術ミスは認めたものの、後遺症による損害の程度について争う姿勢を見せている。