ウクライナ、新首相に39歳の経済相を起用へ…4月の鉱物資源権益の協定で米国と交渉役
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ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は14日、デニス・シュミハリ首相の後任にユリヤ・スビリデンコ第1副首相兼経済相を起用する方針を示した。スビリデンコ氏は4月に米国と結んだウクライナの鉱物資源権益に関する協定で交渉役を務め、トランプ米政権ともパイプを持つ。ゼレンスキー政権の対米関係強化策の一環とみられる。
ゼレンスキー氏が14日、スビリデンコ氏と会談し、首相就任を要請したことをSNSで明らかにした。
スビリデンコ氏は39歳。2020年から大統領府副長官を務め、21年から現職。昨年12月にはウクライナの復興支援を検討する会議に出席するため、来日している。
ウクライナメディアによると、ゼレンスキー氏は近く大規模な内閣改造を行う見通しだ。首相のシュミハリ氏を国防相、国防相のルステム・ウメロフ氏を駐米大使に起用する方向だという。