広島お好み焼き店、なぜ「○○ちゃん」だらけ…戦後の混乱期にルーツ

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 このアイデアが同広場で広まったこともあり、「○○ちゃん」という名前のお好み焼き店が増えたとも言われる。そして、戦地から帰ってきた夫や原爆で行方不明になった家族に見つけてもらいやすくするため、「ちゃん」を付けた店も少なくなかったようだ。

○○ちゃん」が目立つお好み焼きの店名(広島市で)
○○ちゃん」が目立つお好み焼きの店名(広島市で)

 やはり同広場で創業した「 ふみ ちゃん」の尾上文枝さん(2016年、88歳で死去)も愛称を屋号にした。「お好み村」(中区)で米寿を迎えても鉄板の前に立つ名物店主として知られた。

 文枝さんの おい ・武夫さん(71)は1995年、流川地区(同)に「ふみちゃん」を開業。文ちゃんでの修業経験から屋号の読みを引き継いだ。

 そして、「ふみちゃん」で修業して独立した店にも「ちゃん」が受け継がれている。薬研堀地区(同)で「勝ちゃん」を営む田崎 勝議かつのり さん(50)も自身のニックネームから名付けた。

 武夫さんは「新たに『ちゃん』をつける店が少ない時代で、叔母の遺志を継いでくれている気がしてうれしい」と喜ぶ。

 親しみやすい「ちゃん」の屋号には、店主の思いとともに、戦後の混乱期に端を発した広島のお好み焼きの歴史が色濃く反映されている。(宮山颯太)

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