「空飛ぶクルマ」の破損原因、部品が仕様と異なる素材だった…メーカーから誤って供給か
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日本国際博覧会協会(万博協会)は8日、大阪・関西万博の会場で、次世代の移動手段「空飛ぶクルマ」の飛行を再開させると正式発表した。10日までに試験飛行を始め、問題がなければ来場者に公開する「デモ飛行」としての運航に移る。
再開するのは米リフト・エアクラフトが開発した1人乗りの「ヘクサ」。4月26日のデモ飛行中に18個のプロペラモーターのうち1個が破損し、プラスチック製のカバーが落下した。
丸紅によると、モーターとバッテリーをつなぐ部品について、部品メーカーが仕様と異なる素材のものを誤って供給していたという。丸紅はこの部品を交換し、ほかの部品にも問題がないか点検を済ませ、運航再開が可能と判断した。
万博協会などの関係者によると、ヘクサ機は12日からデモ飛行を再開するよう調整している。最終的には、試験飛行の状況を見極めた上で決定する方針だ。
一方で、丸紅は、英バーティカル・エアロスペースの機体(5人乗り)で10月に予定していたデモ飛行の見送りを決めた。代わりに、8月から万博会場にこの機体の客室の原寸大模型を設置し、来場者に搭乗を疑似体験してもらう。
このほか、新興企業のスカイドライブ(愛知県豊田市)の機体が、7月31日~8月24日に万博会場周辺を周回飛行することも決まった。万博協会は最新の飛行日程をホームページなどで公開し、来場者に周知する方針だ。