アメリカ国連臨時大使、ウクライナ停戦交渉巡り「ロシアの約束違反には我慢ならない」
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【ニューヨーク=金子靖志】米国のドロシー・シェイ国連臨時代理大使は8日、ウクライナ情勢に関する国連安全保障理事会の会合で、侵略を続けるロシアに対し「不誠実な交渉や約束違反には我慢ならない」と述べ、停戦交渉に早期に応じるよう求めた。
会合は、ウクライナ中南部クリビー・リフで4日に起きたロシアによるミサイル攻撃を受けて開かれた。この攻撃で子供9人を含む民間人20人が死亡した。
シェイ氏は、この攻撃は「恐ろしい悲劇だ」と述べ、戦争の早期終結が必要だと強調した。ロシアとウクライナが既に合意している停戦措置の完全な履行を求め、「我々はロシアの行動を見て、プーチン露大統領が停戦に向けた意思を持っているかどうかを最終的に判断する」と語った。
これに対し、ロシアのワシリー・ネベンジャ国連大使は「我々の目標の一つはウクライナの非武装化だ。(停戦合意には非武装化などの)紛争の根本原因の排除が必要だ」と主張した。ロシアは、米国の停戦案について「根本原因」の解決策を伴わないとして受け入れない考えを示していたが、ネベンジャ氏は「真剣に対話を行う用意がある」とし、前向きな姿勢を見せた。