「7月5日の大災難」の影響で日本への航空券が“たたき売り”状態に…『私が見た未来』著者の自伝もランキング1位[ノンフィクションベストセラー]
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- Book Bang編集部
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- (コミック/エッセー・随筆)
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- 天使の遺言
- 価格:1,650円(税込)
7月1日トーハンの週間ベストセラーが発表され、ノンフィクション・ライトエッセイ第1位は『天使の遺言』が獲得した。第2位は『ほどよく孤独に生きてみる』、第3位は『僕には鳥の言葉がわかる』となった。
今週も先週に引き続き、竜樹諒さんの自伝『天使の遺言』が1位に。1999年、竜樹諒さんがマンガ家時代に描いた『私が見た未来』(朝日ソノラマ)の表紙に「大災害は2011年3月」と描かれていたことが話題となり、2021年に飛鳥新社より『私が見た未来 完全版』が刊行された。そこにはさらに2025年7月の大災難を夢で見たことが描かれており、予言の7月が近づくにつれ各種メディア、SNSで注目が高まっている。
『私が見た未来 完全版』は韓国語版、中国語繁体字版まで出版されており、韓国・台湾・香港・マカオなどアジアでも“予言”が広まっている。その影響は甚大で、朝鮮日報の報道によると、韓国から日本行きの航空券価格が3分の1まで下がっているという。実際に航空券予約サイトで調べてみたところ、通常往復で約3~4万円かかるところ、7月4日には最安で往復1万数千円程度で販売されているところも見受けられた。
こうした中、竜樹さんは同書刊行までの経緯や7月災難を予言した夢の真意などを丁寧に綴った『天使の遺言』を自費出版で発表。出版社のウェブサイトには《今は、SNSなどでニセ情報を拡散する人々があとを絶ちません。でもむやみに恐れるのではなく、災難や災害に対しては「防災意識」を高めて、日常的に備えておくことは大切だと思っています》とのコメントが掲載されている。
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1位『天使の遺言』竜樹諒[著](文芸社)
漫画家生活最後の記念に出版した『私が見た未来』が、20年以上の時を経て世間の注目を浴びることとなった。それは、本の表紙に「大災害は2011年3月」と書いたから。ピタリと予言したことで、作者たつき諒はカリスマ的な有名人となり、ニセモノまで現れる事態に──。「真実を残したい」という思いから自伝の出版を決意した作者が、生い立ちから目に見えない体験まで誠実に綴った記念碑的一冊。(文芸社ウェブサイトより)
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- ほどよく孤独に生きてみる
- 価格:1,540円(税込)
2位『ほどよく孤独に生きてみる』藤井英子[著](サンマーク出版)
離れていい。ひとりでいていい。誰かとうまくかかわるための、心地よい「心の守り方」とは?予約が絶えない心療内科医の「近づきすぎない」幸せの秘訣。(サンマーク出版ウェブサイトより)
3位『僕には鳥の言葉がわかる』鈴木俊貴[著](小学館)
面白くて読みやすい!たちまち12万部!爽快な読後感が大人気!(中略)言葉を持つのは人間だけであり、鳥は感情で鳴いているとしか認識されていなかった「常識」を覆し、「シジュウカラが20以上の単語を組み合わせて文を作っている」ことを世界で初めて解明した研究者による科学エッセイ。(小学館ウェブサイトより抜粋)
4位『ほどよく忘れて生きていく 91歳の心療内科医の心がラクになる診察室』藤井英子[著](サンマーク出版)
5位『君がいるから』まなつ&まふゆ[著](大和書房)
6位『四毒抜きのすすめ 小麦・植物油・乳製品・甘いものが体を壊す』吉野敏明[著](徳間書店)
7位『南海トラフ巨大地震 3』biki[原作] よしづきくみち[漫画](講談社)
8位『最後の死闘 トランプvsディープステート』馬渕睦夫[著](ワック)
9位『眠れぬ夜はケーキを焼いて4』午後[著](KADOKAWA)
10位『百一歳。終着駅のその先へ』佐藤愛子[著](中央公論新社)
〈ノンフィクション・ライトエッセイランキング 7月1日トーハン調べ〉
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