万博会場から「帰れない」来場者過去最多の先月28日、西ゲートの100人バス乗れず
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大阪・関西万博を運営する日本国際博覧会協会(万博協会)は4日、来場者が過去最多となった6月28日夜、西ゲートからJR桜島駅へ向かうシャトルバスに約100人が乗れなかったと発表した。タクシーで帰宅したが、全員が乗ったのは閉場から2時間後の翌29日午前0時10分頃だった。今後も同様の事態が起きる恐れがあり、万博協会は対策を検討する。
6月28日は日本三大花火の一つとされる秋田県大仙市の「
万博協会によると、シャトルバスとタクシーが発着する西ゲート前には同10時20分頃、最大約6000人が滞留した。シャトルバスで最も利用が多い桜島駅行きは同8時以降、臨時の25本を増便し、計148本を運行。最終バスの時刻も、桜島駅発の終電に間に合うよう同11時37分まで27分繰り下げたが、予約なしの列では約100人が乗れなかった。
代替の交通手段はタクシーしかなく、バスに乗れなかった人からは、不満の声が出たという。
万博会場では今月21、23日にも花火の打ち上げが予定されており、万博協会は、夜間の桜島駅行きを完全予約制とすることも検討している。万博協会の淡中泰雄・交通部長は「全員を運べず、申し訳ない。再発防止に努める」と述べた。
東ゲート電車まで1時間半
6月28日は、大阪メトロ中央線
夢洲駅周辺では、東ゲートを出て駅へ向かう人たちが長い列を作り、一気に駅に集中しないよう、周囲を回りながら進んでいた。
大阪府豊中市の会社員女性(40)は午後9時に東ゲートを出たが、電車に乗るまで1時間半かかった。「どこまで行けば駅に着くのかわからなかった。暗いし暑く、歩き続けるのはしんどかった」と話した。
万博会場では、パビリオンは午後9時までしか開いていないため、花火やドローンショーなどの夜のイベントが終わると、来場者が一斉に帰宅する。
万博協会は帰宅時間を分散しようと、今月1日から会場内の飲食店や物販店の営業時間を30分延長し、午後9時半までとした。万博協会幹部は「混雑が予想される場合は、来場者への周知を強化していくことを検討したい」としている。