年200万人が訪れるサントリーニ島、クルーズ船利用の観光客に課税へ…「観光公害」対策で最大20ユーロ

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 【ローマ=倉茂由美子】ギリシャ紙カシメリニなどによると、ギリシャ政府は1日、オーバーツーリズム(観光公害)対策として、エーゲ海の人気観光地サントリーニ島にクルーズ船で上陸する観光客を対象に、21日から最大20ユーロ(約3300円)の課税を始めると決定した。

エーゲ海を見下ろすように立ち並ぶ白い建物(昨年2月、サントリーニ島北部イアで)
エーゲ海を見下ろすように立ち並ぶ白い建物(昨年2月、サントリーニ島北部イアで)

 クルーズ船の料金に上乗せして徴収する。観光客が最も多い6~9月は20ユーロ、4~5月と10月は12ユーロ(約2000円)、1~3月と11~12月は4ユーロ(約600円)と時期ごとに変動する仕組みだ。税金を納付しないクルーズ船事業者は寄港が禁止される可能性がある。

 ロイター通信によると、人口約1万5000人の同島には年間約200万人の観光客が訪れる。家賃が高騰するなど住民生活に悪影響が出ていたため、課税により観光客の抑制や分散を図る。税収は島のインフラ整備などに充てられる。

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