DEI推進のバージニア大学長が辞任、トランプ政権から圧力…日本人留学生14人

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 【ワシントン=中根圭一】米国の名門大として知られるバージニア大のジェームズ・ライアン学長は27日、辞任したと発表した。留学生の受け入れを拡大するなど、DEI(多様性、公平性、包括性)の取り組みを推進してきたが、これを問題視するトランプ政権の圧力を受けて辞任に追い込まれた。

バージニア大=AP
バージニア大=AP

 連邦政府が学長人事に直接介入する異例の事態となった。司法省は同大にDEIの対応をやめるよう命じたが、同大が従わなかったとしてライアン氏の辞任を要求していた。ライアン氏は辞任の理由について「自分の地位を守るために同僚や学生に危害を加えることはできない」とし、連邦政府からの資金援助の削減や学生の査証(ビザ)の 剥奪はくだつ などを懸念していることを明らかにした。

 同大は第3代米大統領トマス・ジェファーソンが創設した州立大。2023年秋時点で約100か国・地域の留学生2912人を受け入れ、近年は中国人やインド人が増えている。日本人は14人。

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