利用広がる「ベッドインベッド」、寝返りでひっくり返り乳児が窒息で意識不明の重体に

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 「ベッドインベッド」と呼ばれる乳児用の小型ベッドがひっくり返って、布団に押しつけられた乳児が窒息し、意識不明の重体となる事故が起きていたことが、日本小児科学会への取材でわかった。寝返りを打った際にバランスが崩れ、ひっくり返ったとみられる。同学会は、乳児の発達に応じた使用を呼びかけている。

ベッドインベッドの事故のイメージ
ベッドインベッドの事故のイメージ

 同学会によると、事故は昨年7月に発生。親用のマットレスの上にベッドインベッド(約2・1キロ・グラム)が置かれ、生後5か月の乳児が寝ていた。約2時間半後に父親が見ると、マットレスの横の布団にベッドインベッドが落ち、うつぶせの乳児の体全体に覆いかぶさった状態だった。布団は、マットレスより10センチ低い位置に敷かれていた。乳児の意識は戻らず、現在も人工呼吸器が必要だという。

 乳児が寝返りを打った際、バランスが崩れてベッドインベッドごと布団に落ち、全身が布団に押しつけられて窒息したとみられる。家族は乳児が寝返りを打つところは見たことはなかった。

 添い寝中の親が乳児を押しつぶす事故などを防ぐため、ベッドインベッドの利用は広がり、大手ベビー用品店やインターネット通販でも販売されている。

 同学会によると、アメリカでは、2019~20年にベッドインベッドの死亡事故が3件確認され、22年には「安定性が確保されていること」などの安全基準が設けられた。しかし、日本には安全基準はない。

 子どもの事故に詳しい聖隷三方原病院(浜松市)小児科の荻田薫医師は「ベッドインベッドは利用が広がっており、同じ事故が起こる可能性がある。ベッドインベッドは、段差のない安定した場所に置き、子どもの様子がわかる状態で使用してほしい」と話している。

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