いきなり刺されたセコマ店員、血の噴き出す音が聞こえ「やばい死ぬ」…それでもスタッフを守り店外へ

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 札幌市北区のコンビニ店「セイコーマート北31条店」で昨年2月、店員ら3人を刃物で殺傷したとして、殺人や殺人未遂罪などに問われた宮西浩隆被告(45)の裁判員裁判の初公判が23日、札幌地裁(井戸俊一裁判長)であった。被告は罪状認否で3人の殺傷を認める一方、弁護側は「刑事責任を問えない心神喪失の状態だった」として無罪を主張した。

 この日の審理にはレジカウンターで襲われた男性店員が出廷し、ついたて越しに「自分の傷痕を見ると『生きていられるのは奇跡』と感じる」と証言した。

3人が襲われた経緯
3人が襲われた経緯

 男性の説明によると、午前6時45分過ぎに入店した宮西被告から「この時間帯は女性スタッフじゃなかったか」と声をかけられた。曖昧な答えを返して被告が陳列棚に向かったと思った直後、いきなり投げ倒されて胸などを刺された。

 「やばい。死ぬ」。血が噴き出す音が聞こえ、胸を見ると柄から抜けた包丁の刃が刺さっていた。意識が混濁する中、今度は背中をナイフで刺された。この間に被告は2人を殺傷していたが、男性が一部始終を知るのは事件後のことだ。

事件現場を調べる北海道警の捜査員(2024年2月25日)
事件現場を調べる北海道警の捜査員(2024年2月25日)

 男性はほかの店舗スタッフを凶刃から守るため、包丁が刺さったまま店外へ。追いかけながら3本目の折り畳みナイフを取り出した被告に対し、背中のナイフを抜いて抵抗しようとしているところに警察官が駆けつけた。

 一命は取り留めたが、肺を刺された影響で息苦しさが残る。顔には傷痕があり、 けん を切られた右手の指も動かしづらい。「被告にはずっと反省し続けてほしい」。今はその言葉しか思い浮かばないという。

 閉廷後には、死亡した男性の妻も代理人弁護士を通じて「何が起こったのかを(夫の)代わりに見届けたい」とコメントした。

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