「仮装身分捜査」で闇バイト応募、特殊詐欺事件の容疑者を初摘発…警視庁
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警視庁は9日、捜査員が架空の本人確認書類を使って「闇バイト」に応募する「仮装身分捜査」で、特殊詐欺事件の容疑者1人を詐欺未遂容疑で摘発したと明らかにした。仮装身分捜査による事件の摘発は全国で初めて。
警視庁幹部によると、同庁の捜査員が5月、特殊詐欺の実行役を募るSNS上の投稿に架空の本人確認書類を示して応募。首都圏内で容疑者1人を摘発したという。
仮装身分捜査は、捜査員が闇バイトに応募する際、架空の運転免許証やマイナンバーカードなどの本人確認書類を提示した上で、犯罪グループ側と接触し、摘発につなげる捜査手法で、政府が昨年12月に緊急対策として導入を決定した。
対象犯罪はSNSで実行役らを募る強盗や窃盗、特殊詐欺などで、他の手段での摘発や事件の抑止が困難な場合に限定されている。同庁幹部は「犯罪グループとの接触が可能になり、犯行の具体的な方法を事前に察知できた。被害の未然防止などの面で意義があった」と語った。