兵庫県の斎藤知事が給与50%カット提案…主要3会派、採決見送りで調整
完了しました
兵庫県の斎藤元彦知事は6日の県議会本会議で、自身の内部告発問題を巡って告発者の私的情報が漏えいした責任を取り、知事給与のカット割合を現行の30%から、3か月間、50%とする条例改正案を提案した。一方、県議会の主要3会派は、改正案について、6月議会での採決を見送り、継続審議とする方向で調整に入った。
複数の議会関係者が明らかにした。3会派は、告発者の私的情報漏えいへの自身の関与を認めない斎藤氏の説明が不十分で、賛否が決められないとの判断に傾いている。
斎藤氏は本会議で、告発者の前県西播磨県民局長(昨年7月に死亡)の私的情報が漏えいした責任を取り、給与カット割合を引き上げる改正案を提出。「自らの身を処して、県民の信頼回復に努める」と述べた。
県の第三者委員会は5月27日に公表した調査報告書で、井ノ本知明・前総務部長が前県民局長の公用パソコンに保存されていた私的情報を県議3人に漏えいしたと認定。漏えいは斎藤氏らの指示だった可能性が高いと結論づけた。県は、井ノ本氏を停職3か月の懲戒処分とした。
6日の代表質問で、最大会派・自民党の橘秀太郎県議は「井ノ本氏への処分は、知事の指示があったと認識していたことも勘案されている。県民の疑念は深まるばかりだ」と指摘した。
斎藤氏は、井ノ本氏に漏えいを指示したことを改めて否定しつつ、「反省するべきところは反省し、改めるべきところは改めていく」などと述べた。