オホーツク捕獲 初競り 関鯨丸 ナガス 仙台から空輸 下関の市場

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 下関港(下関市)を母港とする捕鯨会社「共同船舶」(東京)の母船「 関鯨かんげい 丸」船団が北海道沖のオホーツク海で捕獲したナガスクジラの生肉が3日、初めて下関市の下関漁港地方卸売市場で競りにかけられた。2日に寄港した仙台港(宮城県)から空輸と陸送で運び込まれた新鮮さが売りで、各地の小売店や飲食店などで取り扱われる。

競り落とされるナガスクジラの生肉(下関漁港地方卸売市場で)
競り落とされるナガスクジラの生肉(下関漁港地方卸売市場で)

 大型のナガスは昨年7月から商業捕鯨の対象に加わり、船団は1季目の昨年、北海道・東北沖の太平洋で他の鯨種とともに捕獲した。

関鯨丸船団が捕獲したナガスクジラの生肉。右が尾の身、左が赤肉
関鯨丸船団が捕獲したナガスクジラの生肉。右が尾の身、左が赤肉

 2季目は4月21日に下関港を出港。同25日から初となるオホーツク海でのナガス漁を行い、5月28日までに25頭を捕獲した。このうち同25~28日の計4頭の肉を生肉用に冷蔵。今月2日に仙台港に陸揚げし、下関市や福岡市など各地の市場に上場された。オホーツク海は海水温が低いことから、身が引き締まっているとされる。

 下関の市場では生肉約100キロ(尾の身22キロ、赤肉78キロ)が並び、仲卸業者らが次々と競り落とした。尾びれの付け根付近の希少部位「尾の身」を最高値となる1キロあたり3万円で買い入れた仲卸・水産加工会社「魚重」(下関市)の長谷川豊社長(41)は「サシの入り方、発色とも抜群」と評価した。

 共同船舶の武田直樹・下関出張所長(33)は「下関市、山口県の皆さんに無事に届けられて良かった。ぜひ味わってほしい」と笑顔。そのうえで、同社の主力は冷凍鯨肉であることに触れ、「冷凍肉は最新技術によって質が格段に上がっている。生肉をきっかけに冷凍肉のおいしさも知っていただければうれしい」と話していた。

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