トランプ氏、対ロシア制裁強化「もちろんだ」…ウクライナへの最大規模空爆「気にくわない」
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【ワシントン=池田慶太】ウクライナ空軍によると、ロシア軍は24日夜から25日朝にかけて、ミサイル69発、無人機298機でウクライナ各地を攻撃した。ロシアのウクライナ侵略が始まった2022年2月以降で最大規模の空爆とみられる。米国のトランプ大統領はプーチン露大統領への批判を強め、追加制裁を科す可能性に再び言及した。
ウクライナ非常事態庁は、北部ジトーミル州で8~17歳のきょうだい3人が死亡するなど、首都キーウを含む13地域で少なくとも12人が死亡、60人以上が負傷したと明らかにした。露軍は25日夜~26日朝にもミサイル9発、無人機355機で各地を攻撃し、ウクライナの英字ニュースサイト「キーウ・インディペンデント」によると、少なくとも6人が死亡した。
ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は25日、SNSへの投稿で「米国の沈黙、その他の世界の沈黙はプーチンを勇気づけるだけだ」と対露圧力の強化が必要だと訴えた。
トランプ氏は25日、最近のロシアの攻撃に関し「プーチン氏は完全に正気を失った! 不必要に多くの人々を殺害している」と非難した。即時停戦の呼びかけに応じないプーチン氏に不満を募らせている模様だ。投稿に先立ち、ニュージャージー州で記者団から対露制裁強化を検討するか問われ、「もちろんだ」と述べた。
トランプ氏はウクライナや欧州諸国から制裁強化を求められても慎重な姿勢だったが、一転させた。「プーチンがしていることに不満だ。彼に何が起きたのか全く理解できない。彼とは長いつきあいだが、街にロケットを撃ち込み、人々を殺害している。全く気にくわない」とも語った。
一方、SNSでは、ゼレンスキー氏にも不満を示した。「彼の口から出ることすべてが問題を引き起こしている」とし、「ウクライナのためにならない」と批判した。ロシアの攻撃に対し、米国が沈黙しているとの苦言に不快感を示したものとみられる。