逮捕の中高生3人、楽天モバイルに不正アクセス22万件「高度な手口を投稿し注目集めたかった」
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生成AIを悪用して作成したプログラムで携帯大手「楽天モバイル」のシステムに不正ログインし、通信回線を契約したとして中高生3人が逮捕された事件で、3人が不正に入手した約22万件のIDとパスワードでログインした形跡があったことが、捜査関係者への取材でわかった。3人がSNSで購入したIDなどは、約33億件に上ることも新たに判明した。警視庁はさらに詳しい経緯を調べる。
不正アクセス禁止法違反容疑などで逮捕されたのは、滋賀県米原市の中学3年(15)、岐阜県大垣市の高校1年(16)、東京都立川市の中学3年(14)の男子生徒。警視庁は27日、3人の逮捕を発表した。
捜査関係者によると、警視庁は昨年6~9月、3人の自宅を同法違反容疑などで捜索。押収したパソコンやスマートフォンを解析したところ、計約33億件のIDとパスワードが見つかった。このうち、約22万件は特定のファイルに保存されており、楽天モバイルのシステムにログインした形跡があったという。中には重複したIDも含まれており、同庁が確認を進めている。
3人の逮捕容疑は、昨年5~8月、11人分のIDとパスワードで楽天モバイルのシステムにログインし、通信に必要なSIMカードと同様の機能を持つ「eSIM」の計105回線を契約した疑い。
3人はオンラインゲームの仲間で、秘匿性の高い通信アプリ「テレグラム」で知り合った人物から、IDとパスワードのセットを購入していたとみられる。
プログラムはパスワードを機械的に入力して、認証されると回線契約まで行う高度なもので、主に大垣市の高校生が独学で自作。3人がこのシステムをそれぞれ運用し、通信回線を不正に契約していたという。
プログラム作成の際には、対話型生成AI(人工知能)サービス「チャットGPT」で作業の効率化や処理速度の向上を図っていた。
米原市の中学生は調べに「2023年12月以降、1000件以上の回線を契約した」と説明。「SNSで犯罪手口を自慢する投稿を見て、さらに高度な手口を投稿して注目を集めたかった」とも話しているという。