プロレスラー吉江豊さん試合後急死、危険技なく死因不明…肩落とす元力士のレスラー「憧れは変わらず」
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前橋市出身のプロレスラー吉江豊さん(50)が10日、群馬県高崎市のGメッセ群馬で行われた試合後に控室で体調が急変し、同市の病院で死亡した。試合を主催した全日本プロレスによると、試合で危険技はなく死因は不明。
以前所属した新日本プロレスなどによると、吉江さんは桐生市の樹徳高校卒業後、1994年に新日本に入門。明るく奔放な性格と1メートル80、160キロの体格を生かしたパワーファイトで人気を集めた。
樹徳高では柔道部に在籍。3年時の担任だった金安伸一教頭(68)は「穏やかで誰にでも優しい人気者だった。活躍に元気をもらっていた。もう会えないと思うと寂しい」と声を絞り出した。
前橋市でうどん店を営む元力士でプロレスラーの浜亮太さん(44)は「まだ信じられない」と肩を落とした。
角界からプロレスに転向した際、目標に吉江さんの名前を挙げるほど憧れの存在だった。「自分も体が大きいので、吉江さんの技をかなり参考にした」と感謝する。2008年のデビュー以来、2人は何度もタッグを組んだり戦ったりした。「いつもわくわくした。これからも憧れの存在なのは変わらない」と話す。
店を構えて3年。吉江さんは「群馬に帰った時に寄るよ」と約束してくれたが、かなわなかった。「1回くらい、食べてもらいたかったね」。静かにつぶやいた。