「透明な紙」脱プラスチックへ期待、従来より厚みありコップやストローに活用可能…海洋研チーム
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チームは、海洋流出を想定し、海に沈めて、海の微生物が分解できるかどうか「生分解性」を調べた。その結果、微生物が少ない深海ほど分解速度は遅かったが、深さ757メートルでも4か月以内でほぼ消滅した。
プラスチック容器の代替品は従来、紙パックが主流だったが、中身が見えないと購買意欲の低下につながると指摘されていた。「透明な紙」は、こうした課題も克服できる可能性がある。
一方、市場への流通には、大量生産できるプラント技術が必要だ。同機構の磯部紀之・副主任研究員は「技術実証用のプラントができた場合、製造コストは紙素材の約3倍と試算している。製造時の二酸化炭素排出量は、プラスチックの半分程度に抑えられる」と話す。
能木雅也・大阪大教授(木質材料)の話 「透明な紙はこれまでもあったが、深海での生分解性が証明された点は他にはない強みだ」
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