広島小・中学校が来月再開
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丸亀沖離島 島民らへ内覧会
丸亀市沖の離島・広島で、児童生徒の減少により、約15年前から休校していた市立広島小・中学校が、来月から再開することが決まった。24日には島民ら向けに校舎の内覧会が開かれた。
市教委によると、広島ではピーク時の1960年に520人の小中学生がいたが、過疎化の影響で減っていき、中学校は2009年、小学校は10年にそれぞれ休校した。
今春から島には、丸亀市内と県外から子育て世帯2組が移住することになり、小学2年2人、5年1人、中学1年1人が入学する。旧広島中学校の校舎2階(約500平方メートル)を約1億円かけて改修して利用する。1階は「広島コミュニティセンター」として活用されており、住民との交流など特色ある授業の実施も検討している。
この日の内覧会では、島民らが教室や図書室、理科室などを見学した。広島地区連合自治会長(86)は、「休校した時には、再開はないだろうと思っていたので、驚きとうれしさがある。学校を中心に島を盛り上げていけるように島民も知恵を絞って努力していかないといけない」と話した。