Free独自の閉校行事プロジェクトに支援を 階上小、CF募る
階上小の閉校記念行事へのクラウドファンディング協力を呼びかけるポスター
本年度末での閉校を予定している階上町立階上小(橋本博子校長)は、花火打ち上げなどの閉校記念行事を行うための募金やボランティア協力を呼びかけている。クラウドファンディング(CF)は5月7日まで実施する。
同校は児童数減少などの影響で、創立150年を迎える本年度末で閉校し、赤保内小に統合される。橋本校長は「寂しく終わるのではなく、地元が一体となれる前向きな形でフィナーレを迎えたい」と、独自の閉校行事プロジェクトを企画。昨年度から地元住民を中心に募金を呼びかけ、これまで約11万円の善意が集まった。
目標総額は約100万円。9月に小型ロケットを使った教育活動で知られる実業家の植松努さんを招いてのロケット製作・打ち上げ、12月には花火の打ち上げを計画している。記念誌製作にも充てる予定。
協力者へのリターンとしては、各記念行事への招待や記念誌への名簿掲載などのほか、児童、教職員らによる同校の郷土芸能「階上小子どもえんぶり」披露も用意。プロジェクトメンバーの橋本校長と同校PTAの地代所和也会長は「学校がなくなっても、地元に思い出がしっかり残したい」と協力を呼びかけている。