空手部員にランニングマシンを1時間強要、転倒しても続けさせる…県が指導「違法」認め解決金50万円
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愛媛県立松山工業高校空手部の元男子部員が、2023年に顧問の男性教諭2人から体罰やパワーハラスメントを受けたなどとして、県に220万円の損害賠償を求めた訴訟があり、松山地裁で和解が成立した。県側は指導の違法性を認め、解決金50万円を支払い、全ての県立高校で再発防止に必要な措置を講ずる。和解は3月25日付。
元部員は24年2月に提訴した。訴状では、23年3月、顧問から懲戒として1時間のランニングマシンを7日間行うことを強要され、転倒しても走らされた。同年10月、別の顧問に、体調不良で遠征を休みたいと伝えた際には、元部員が参加しないのなら遠征を中止すると言われ、「みんなに遠征なくなったって言ってきて」と迫られるなどした。
和解について、元部員の代理人弁護士は「県が違法性を認め、再発防止に取り組むことは評価するが、裁判所が早期の和解を提案していたにもかかわらず、原告が高校を卒業してから和解が成立したのは残念」とコメントした。
県教育委員会は「不適切な指導があったことは大変遺憾。再発防止に努めたい」としている。