「関鯨丸」2年目はナガスクジラを捕獲枠いっぱい60頭、昨季の2倍を目標に…初めてオホーツク海で操業
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下関港(山口県下関市)を母港とする捕鯨会社「共同船舶」(東京)の新母船「
共同船舶によると、関鯨丸は旭洋造船(下関市)が建造を請け負って昨年3月に完成し、同5月に初出港。仙台港(宮城県)を拠点に、北海道・東北沖などの太平洋で1か月程度の航海を6回繰り返し、ナガス30頭、イワシクジラ25頭、ニタリクジラ175頭を捕獲。鯨肉の生産量は計1546トンに上った。同12月、漁を終えて下関港に戻った。
2年目の操業に向け、今年2月中旬から新笠戸ドック(山口県下松市)でメンテナンスを受け、3月初旬から下関港の岬之町ふ頭に停泊。機械・設備のチェック・調整や食料調達などを行い、今月21日の出港を予定している。月内に北海道沖のオホーツク海でナガスの捕獲を始め、今季の漁をスタート。11月下旬頃までの間、仙台港や下関港を拠点に4回の航海を行い、12月初旬に下関港に帰港する計画だ。
水産大学校の学生ら船内を見学「就職したい気持ち強くなった」
3月26日には下関市の水産大学校の学生ら約30人が船内を見学した。捕鯨業界や関鯨丸について知ってもらい、人材確保にもつなげようと共同船舶が企画した。学生らは担当者から説明を受けながら、斜面の角度が緩やかで大型の鯨を引き揚げられる開口部「スリップウェー」や、約15トンの鯨肉が入る冷凍コンテナ40基を備えるエリアなどを見て回るなどした。
海洋生産管理学科4年の学生(23)は今月から専攻科に進む一方、来春に向けて就職活動をしている。この日もその一環として参加。「水産大学校の練習船とは違う機器も多く、貴重な経験になった。共同船舶に就職したい気持ちが強くなった」と話していた。