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「関鯨丸」2年目はナガスクジラを捕獲枠いっぱい60頭、昨季の2倍を目標に…初めてオホーツク海で操業

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下関港岬之町ふ頭に停泊中の関鯨丸
下関港岬之町ふ頭に停泊中の関鯨丸

 下関港(山口県下関市)を母港とする捕鯨会社「共同船舶」(東京)の新母船「 関鯨かんげい 丸」(9299トン)は今月下旬、2年目の漁に向けて出港する。今季は初めてオホーツク海で操業するほか、昨年7月から捕獲対象に加わった大型のナガスクジラについては捕獲枠いっぱいの60頭を捕り、昨季の2倍としたい考えだ。(平木和頼)

 共同船舶によると、関鯨丸は旭洋造船(下関市)が建造を請け負って昨年3月に完成し、同5月に初出港。仙台港(宮城県)を拠点に、北海道・東北沖などの太平洋で1か月程度の航海を6回繰り返し、ナガス30頭、イワシクジラ25頭、ニタリクジラ175頭を捕獲。鯨肉の生産量は計1546トンに上った。同12月、漁を終えて下関港に戻った。

 2年目の操業に向け、今年2月中旬から新笠戸ドック(山口県下松市)でメンテナンスを受け、3月初旬から下関港の岬之町ふ頭に停泊。機械・設備のチェック・調整や食料調達などを行い、今月21日の出港を予定している。月内に北海道沖のオホーツク海でナガスの捕獲を始め、今季の漁をスタート。11月下旬頃までの間、仙台港や下関港を拠点に4回の航海を行い、12月初旬に下関港に帰港する計画だ。

水産大学校の学生ら船内を見学「就職したい気持ち強くなった」

関鯨丸の船内を見学する水産大学校の学生ら。奧は大型の鯨を引き揚げられる開口部「スリップウェー」
関鯨丸の船内を見学する水産大学校の学生ら。奧は大型の鯨を引き揚げられる開口部「スリップウェー」

 3月26日には下関市の水産大学校の学生ら約30人が船内を見学した。捕鯨業界や関鯨丸について知ってもらい、人材確保にもつなげようと共同船舶が企画した。学生らは担当者から説明を受けながら、斜面の角度が緩やかで大型の鯨を引き揚げられる開口部「スリップウェー」や、約15トンの鯨肉が入る冷凍コンテナ40基を備えるエリアなどを見て回るなどした。

 海洋生産管理学科4年の学生(23)は今月から専攻科に進む一方、来春に向けて就職活動をしている。この日もその一環として参加。「水産大学校の練習船とは違う機器も多く、貴重な経験になった。共同船舶に就職したい気持ちが強くなった」と話していた。

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