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「無責任、極まりない」入居者は困惑 介護サービスが突然停止 サービス付き高齢者住宅の委託事業者が破産

サービス付き高齢者住宅「メディカル志賀」(長野県山ノ内町)

長野県山ノ内町のサービス付き高齢者住宅の入居者に介護サービスなどを提供していた企業が4月、破産していたことがわかりました。食事など一部のサービスが受けられなくなっているということです。

(記者リポート)
「サービス付き高齢者住宅に併設する介護事業所の突然の破産。入居者に驚きや不安が広がっています」

介護サービスを停止したのは、山ノ内町のサービス付き高齢者住宅「メディカル志賀」に併設された指定訪問介護事業所です。

東京商工リサーチ長野支店や県によりますと、運営する岡谷市の「ヘルスケアセンター・メディカルタウン」が、およそ30人に介護や食事、入浴支援などのサービスを提供していました。

しかし、人件費や光熱費の高騰で資金繰りが限界に達し、事業の見通しが立たなくなり、4月4日、事業を停止して、裁判所に破産を申し立てたということです。

職員や入居者にもその日に破産が告げられました。

入居者:
「突然だよね、それがショック。そんなやり方ってあるのかな」
「無責任、極まりないよね」

入居者によりますと、この影響で、現在、食事など一部のサービスが受けられなくなっているということです。

訪問介護などのサービスは、県と町が調整し他の施設で行うよう対応しています。

県介護支援課は「突然のことで驚いている、利用者の処遇を最優先に対応したい」としています。

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長野放送ニュース

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