Free息ぴったりの演奏 長者小吹奏楽愛好会が43年の歴史に幕
最後のステージで、息の合った演奏を披露するメンバー
八戸市立長者小吹奏楽愛好会の最後の公演となる「さよならコンサート」が3月29日、同校の体育館で開かれた。部員と中学生以上の有志を合わせた20人が、指導者の味村純さん(56)の指揮に合わせて息の合った演奏を披露し、43年の歴史を締めくくった。
同会は1982年創設。地区大会では金賞の常連で、東北大会や全国大会への出場経験も持つ強豪として名をはせてきた。
だが、部員の減少が続いたことを受け、新たな形を模索。新年度からはOBやOG、地域住民なども参加可能な「長者ぬかづか吹奏楽団」として再始動することとなった。
会場には、最後の雄姿を目に焼き付けようと150人以上が詰めかけた。メンバーは、管楽器と打楽器の重奏やポップス、有名アニメのテーマソングなど12曲を披露。曲が終わると、観客から惜しみない拍手が送られた。
同会のOGで、立命館アジア太平洋大1年の黒澤羽美(うみ)さん(19)=大分県在住=は「幅広い年齢層の方と一緒に演奏できて、新鮮な体験だった」、部長の松村玲音(れのん)さん(12)は「小学校生活最後に、みんなで楽しく演奏できてうれしかった」と満足感をにじませた。
味村さんは「再スタート後も、定期的にコンサートを開きたい。参加者が一丸となって、地域を盛り上げていけたら」とビジョンを描いた。