瓶の中でホルマリン漬けにされた胎児の標本3体見つかる…大分県別府市の西別府病院、心当たりがある人探す
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大分県別府市の国立病院機構西別府病院で昨年4月に瓶の中でホルマリン漬けにされた胎児の標本3体が見つかっていたことが分かった。市が2日付の官報に身元が分からず引き取り手のいない「行旅死亡人」として掲載し、心当たりがある人を探している。
市と同病院によると、胎児は体重約1500~3000グラム、身長約40~50センチの男女。妊娠28~40週頃に死産されたとみられる。
昨年4月12日、使われていない同病院の標本室で古い薬品を回収していた職員が見つけた。身元を示す書類などはない。同じ棚の別の標本に1960年との表記があったことから、同時期に保管が始まった可能性がある。
同病院は71年に国立療養所の3施設(別府荘、光の園、石垣原病院)が統合して発足しており、いずれかの施設から引き継がれたとみられる。
市は今年3月に火葬し、市納骨堂に安置した。心当たりのある人は市ひと・くらし支援課(0977・21・1003)へ。