ミャンマー地震、被災者治療がパンク状態…病院敷地外に簡易ベッド100床…死者2719人に

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 【バンコク=佐藤友紀】ミャンマーで3月28日に発生した地震で、国軍は1日、地震による死者が2719人に上ったと発表した。震源に近い第2の都市マンダレーなどでは懸命な救助活動が続いているが、医療施設は受け入れの限度を超えてパンク状態となっており、被災者らは十分な治療を受けられていないのが現状だ。

1日、地震で大きな被害を受けたミャンマー中部マンダレー市内=本紙通信員撮影
1日、地震で大きな被害を受けたミャンマー中部マンダレー市内=本紙通信員撮影

 マンダレーに入った本紙通信員によると、中心部のマンダレー病院では、敷地外に100床ほどの簡易ベッドが並べられ、両足を骨折した少女や高齢者らが苦しそうな声を上げていた。

 同院には、倒壊した中心部の大型アパート「スカイビラ」のがれきの下から救助された人が多く搬送されている。7階に住んでいたシェー・ラさん(28)は、親族6人と部屋にいたところ、突然の揺れに襲われた。がれきの下で救助を待っている間、いとこなど3人が隣で亡くなったという。30日に救助されたシェー・ラさんは本紙通信員に「生きているのが信じられない」と語った。

 病院の医師によると、同院は既に病床数の300を超える負傷者を受け入れており、ベッドが足りない状況という。マンダレーにはほかに二つの病院があるが、「首都ネピドーの病院が崩壊し、治療が出来ないためにネピドーからも患者が運ばれている」と明かした。

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