略式起訴された福井副市長が辞任…市の介護事業リストをLINEで漏らす
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福井市の介護保険事業を巡り、地方公務員法(守秘義務)違反で福井区検に略式起訴された小寺正樹副市長(59)は31日、辞任した。
小寺副市長は26日の略式起訴を受けて報道陣の取材に応じ、「副市長という立場で法に抵触したと判断され、職を継続することは適切ではない」と年度末での辞任を表明していた。
一方、西行茂市長は市の特別職職員等倫理委員会に事実関係の調査を要請する方針を示している。退職者は懲戒処分の対象外だが、市によると、31日時点でも要請時期は決まっていないという。
起訴状では、小寺副市長は福祉部長だった2022年6月、介護保険事業の公募に応じた事業者の非公開リストを撮影し、元市幹部で団体職員の男(75)(地方公務員法違反などで略式起訴)へLINEで送信。職務上知り得た秘密を漏らしたとしている。