創立150年 最後の卒業式

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仁淀川・長者小 3月末で閉校

最後の卒業式の舞台に立つ6年生(仁淀川町で)
最後の卒業式の舞台に立つ6年生(仁淀川町で)

 児童数の減少で3月末に閉校する仁淀川町立長者小学校で21日に最後の卒業式、22日に閉校式が行われた。卒業生4人と下級生11人が創立150年の歴史を胸に刻み、 学舎まなびや を後にした。

 同校は1875年(明治8年)に創立。児童数は人口減少などで現在は15人に減った。日本の原風景のような棚田が広がる町南部に位置し、伝統の秋葉まつりの練習場所の一つにも使われた。6年生は町内の中学に進学、下級生は4キロ離れた町立別府小などに通う。

 21日の卒業式では、中学生の制服姿で舞台に立った6年生の岡村凛さん、中山和樹君、西森遥生君、藤村綾乃さんに向けて、片岡一朗校長が「一生懸命、挑戦、感謝の三つの言葉を大切にしてほしい」と励ました。

 4人は全校で作った折り鶴を広島・平和記念公園に届けた修学旅行などの思い出を語り、「6年間で友達の大切さ、努力の重み、協力する喜びを知った」と声をそろえ、「栄光の 架橋かけはし 」を合唱。保護者や教諭らは涙ぐんで聞いていた。

 県教育委員会によると、統合で3月末に閉校する学校はほかに、室戸市立元小、土佐清水市立下川口小、四万十町立昭和小がある。

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