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川嶋あいさんが作詞・作曲、山口県光市に開校する小学校の校歌が完成…「自分自身を信じること」テーマに

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 山口県光市大和地区の4小学校が統合して今春開校する市立 大和やまと 小の校歌が完成した。作詞・作曲はヒット曲「明日への扉」などで知られる市ゆかりのシンガー・ソングライター、川嶋あいさん(39)。新校歌は4月7日の開校式で児童らが斉唱して披露する。(河村輝樹)

4月に大和小が開校する岩田小の校舎
4月に大和小が開校する岩田小の校舎

 校歌のタイトルは「光る 明日あした へ」。古代遺跡がある「 石城いわき 山」、初代首相・伊藤博文の出身地を示す「藤公生まれし緑のまち」といった地域の象徴が盛り込まれ、「大和 大和 未来へはばたけ」と古里への思いを歌い上げる。曲はアップテンポで優しいメロディーに仕上がっている。

川嶋あいさん(光市教育委員会提供)
川嶋あいさん(光市教育委員会提供)

 市教育委員会によると、川嶋さんは高校時代に養母を亡くした際、所属事務所の代表者の出身地という縁で市内に滞在し、穏やかな海辺の景観に心を癒やされたという。2009年には市民ホールでコンサートを開き、高校生の吹奏楽部や児童合唱団と交流を深めた。新潟県の小学校歌を手がけた経験もあることから川嶋さんが校歌作りの候補に浮上した。

 市教委は昨年7月、川嶋さんの快諾を得て校歌の作詞・作曲を依頼。歌詞に採用してほしい言葉やフレーズを4校の児童や市民から事前に募り、大和地区の歴史や文化、自然、「絆」といったキーワードを川嶋さんに提示した。

 同11月には歌詞の素案と曲が出来上がり、歌詞は子どもたちが読みやすい平仮名に改めるなどして完成した。川嶋さんは「自分自身を信じること」というテーマを歌詞に込めた。

 市教委ひかり学園推進課の吉永晋太郎課長は「四つの小学校から寄せられた『石にかがやく空の色』『元気なあいさつ』といった言葉がしっかり反映されており、子どもたちに対する川嶋さんの思いや愛情が感じられる」と話す。

 大和小は、中学校区ごとに施設一体型の小中一貫校を将来整備する市の方針の一環で、 束荷つかり 、塩田、三輪、岩田の4小を統合し、岩田小の校舎を利用して開校する。児童たちは開校式に向け、新しい 学舎まなびや の校歌の練習に励んでいる。

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