福岡県鞍手町長が事務局長人事に介入する発言、社会福祉協議会が改善求める文書…「行き過ぎた言動は反省」
完了しました
福岡県鞍手町の岡崎邦博町長が町社会福祉協議会の人事に介入する発言をしたとして、社協が町議会に対し、事態の改善を求める文書を提出していたことが分かった。岡崎町長は19日、読売新聞の取材に「行き過ぎた言動があったことは反省している。関係を修復していきたい」と述べた。
関係者によると、社協は今年度で退任する事務局長の後任を理事会で決め、昨年12月に町と協議した。その際、岡崎町長が町職員2人の派遣を受け入れるよう社協に求め、拒否されると「(新局長に就任を)辞退してもらえばよい」と発言した。
また、町が社協へ補助金を出していることから、「仲良くできないなら、財源を自立してください」「ここに社協がなくてもよい」などと伝えたという。
岡崎町長は発言の意図について、「社協に対し、町との関係性をもってもらいたい思いがあった」と釈明。問題を町議会一般質問で取り上げた田中二三輝町議は「社協は独立した存在。不当な介入にあたる」と批判している。