ロシア軍がウクライナ南部オデーサに無人機攻撃…通常より高い位置から急降下させる新戦術か
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ロイター通信などによると、ウクライナへの侵略を続けるロシア軍は20日夜、ウクライナ南部オデーサに対する無人機攻撃を実施した。オデーサではこれまでで最大規模の攻撃とみられていて、3人が負傷したほか、住宅や商業ビルなどが損壊したという。
報道によると、20日はチェコのペトル・パベル大統領が地元当局者らとの会談のため、オデーサを訪れていたが、露軍の攻撃が始まる直前にオデーサを離れていた。パベル氏は、エネルギー施設を対象とした戦闘停止に同意したロシアが大規模攻撃を行ったことについて、「モスクワとの交渉がいかに困難かを示している」と記者団に述べた。
ロイターは今回の攻撃に関し、ロシア軍がウクライナの防空システムによる迎撃を回避するため、通常よりも高い位置から無人機を急降下させる新たな戦術を採用したとする軍事アナリストの見方も伝えた。